第２５話　　「時には真珠のように」

これは、体の中に置き忘れたメスがカルシウムの鞘に包まれるというＳＦ。真珠のサイエンスを人間の体の中に応用するというフィクション。奇想天外なこと言うこなし！なだけでなく、生命の神秘には医学が及ばないというテーマをまとめた感動的なお話です。

第８８話　　「ディンゴ」

エヒノコックスという寄生虫をネタにしたバイオハザード。はじめサバイバルに突入したかと思えば、バイオハザードが発病するわ、自分で腹を切るかと思えばディンゴが現れるわ、ハラハラの連続でした。
それだけハラハラをかみ締めると、バイオハザードの原因は人間が生態系を狂わすことにあるという警鐘はしみじみと受け取れるのでした。

第１３２話　　「青い恐怖」

シャコ貝に足をはさまれ、満潮がやってくるという恐怖。ＢＪは貝柱の切断に挑戦。危機一髪で難を逃れる。海を甘く見ていると怖い目に会うぞそんな脅しかと思えば、少年はそれでも海を嫌いにはならないと、海の男になるのでした。人間と自然が調和したひとときの物語。

第１５１話　　「通り魔」

謎の切り裂き事件多発！犯人はミサイルが起こす気流の乱れだった。これは、真空の渦が物を切断するという科学で、日本では「カマイタチ」と呼ばれるということを初めて知った、衝撃的に面白いＳＦでした！

第１８１話　　「闇時計」

闇のかなに閉じ込められた、ＢＪと黒人の少年と白人のブローカー。助かる方法は七時きっかりに助けを呼ぶこと！ＢＪは脈を数えて時間を知ろうとしたが失敗。残る時計は…、それは生物時計だった。生き物にしみつく生活習慣。自分にも思い当たる点があったので、納得のラストだった。

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