アトムの四つの医療の力



ああっ!大変だ!心音が停止した!電気ショック!だめだっ!まだ、心臓が動かない!こうなったら、開胸心マッサージだ!サーチライト!レーザーで開胸!さあ、動け!」

 という具合に、アトムは四つの力を医療に使うことができます。
 ひとつは、人間の一千倍の聴力で、心臓の音を聞き取ります。
 二つ目はアトムの原子炉から電流を引いて、電気ショックを与えます。
 三つ目は、サーチライトで手術のライトの代わりにします。
 四つ目は、メスの代わりにレーザを使います。出血も少ないです。
 ただ、アトムは、人工呼吸ができません。(肺がないから)
 開胸までいきませんでしたが、「イワンのバカ」でロックがアトムから心臓マッサージと電気ショックを受けて、助けてもらいました。
 上のイラストは電気パッドを使っていますが、本当はそんなものはアトムの体に装備されてません。「イワンのバカ」では導線を直接体に当てていました。
 アトムは戦う以外にも、七つの力は使えるんです。
 他にも救助活動はもちろん、土木仕事もよくやってましたね。この方面はジェットや十万馬力が役に立ちます。
 捜査や逮捕といった活動には、武器も必要なようです。
 アトムは人間の善悪を見分ける力があるので、裁判など司法にも役立つと思うのですが、この力はどうやら認められていないようで、司法方面は活躍していません。
 とはいえ、司法や立法、行政という仕事をロボットに任せるというのは、人間が情けないような気がしてきますので、避けたいです。(ちなみに「鉄腕アトム」の中では、立法ではコルト議員、行政ではラグ大統領というロボットが出てきます。)

 とうとう、現実の21世紀、アトムの力はどの方面で活躍し、何に使うべきでしょうか。
 求められているのは、国際間の調停役と、新しい儲かる産業です。
 調停役はアトム大使として期待できそうですが、後者の開発はどうでしょう。
 研究開発、経済という仕事は、アトムには不向きでしょう。
 その前に、私達が求めているものは本当に必要としているものなのか、根本的に見直す必要があるように思えます。

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