フェイクアトム

 左から、『盗まれたアトム』に登場する電子頭脳が入れ替わった偽アトム、『アトム二世』に登場する二世アトム、『ロボット宇宙艇』に登場する複製アトム。
 他にも『悪役たちのロボット』に外見は角とパンツ姿だけ似せ、力を二倍にしておきながらロケット噴射ができないまがい物もある。
 コバルトや'80版アトラスも贋作といえるかもしれない。
さて!偽アトムはそう簡単に作れるのか?お茶の水博士は『アトム復活』であれだけ果敢に挑戦して失敗したではないか。
どうやら、アトムの複製できない精巧な部分は電子頭脳にあるらしく、アトムの心ともいうべきそのプログラムはそう簡単にボディーとは連動しないらしい。
もっとも、アトムのコピーを違法に作ろうとする悪者たちは、アトムの正義感は無用なので電子頭脳をコピーすることはしないでしょう。
『盗まれたアトム』に登場する偽アトムは、瓜二つ博士の助手ロボットの電子頭脳が入っている。
このアトムの電子頭脳を移し変える場面を見る限り、アトムの心のデータを移動するということはできないようで、中身を直接出し入れしている。アトムの体は芸術品として複製品を保存してありましたが、アトムの心はバックアップしてないのでしょうか。
『ロボット宇宙艇』の複製アトムは、悪い心が入力されているのか、オリジナルアトムより表情豊かになってけしかけている。しかし、自分の爆発にオリジナルを巻きこまない情けはあったようだ。
どちらともアトム同士対決があり、オリジナルの経験地が高かったのためか、オリジナルアトムが勝っている。しかし、アトムには自分の体、もしくはそっくりな体に暴力をふるうのには抵抗があったらしい。『ロボット宇宙艇』では、「僕が僕を殴っているみたいで、ぎくっとする」などと、怖いに近い感情をもらしている。
『アトム二世』は、スカンク論を用いると、電光やアトラスよりも高等なロボットということになる。悪い心、それは欲だけでなく、怠惰も含まれ、無責任、無関心、なんだか人間の悪いところばかり追加されたようで、情けない。
このアトム二世は、逮捕された描写がなされただけで、その後は不明。まだ存続しているかもしれない。アトムの力があれは脱獄は簡単なので、原子炉は停止されているかもしれません。
アトムが二世を見たら、どう思うでしょうかね。恥だと思うでしょうか。うらやむでしょうか。コバルトと同じように、親愛の情を抱くのでしょうか。

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