アトム学校へ行く

ロボットが学校へ行く?電子頭脳と機動力を持つアトムが学校へ行く必要があるのだろうか。
アトムの電子頭脳は、電話帳くらいは軽々と暗記することできる記憶力を持ち、何十カ国という言語を翻訳することができるだけではなく、宇宙人の文字までまるで暗号を解読するかのような分析力を持ち、どんな計算も一秒でできるという計算力もある。
その運動能力といったら、説明するまでもないですね。
無いのは芸術に必要な感性くらいなもので。
私ははじめ、お茶の水博士はアトムを無駄なことに使っていると思ったものでした。
しかし、こじつけて考えてみるとあながち無駄ではないことが分かりました。

(←byはいねさん/猫まみれ


天馬博士の子作り
もしも自分の思い通りの子供を(ロボットで)作れるとしたら…。
そりゃ、明るく優しい元気な、頭のいい子にするわな。
この天馬博士、教科書の知識は詰め込んでも、生活の仕方や遊びのやり方は入力していなかった。
天馬博士らしいと言えばらしいけど、これは彼のミスなのか、それとも親らしく振舞いたいゆえの未入力なのか。
それだけでなく、教科書の知識も中途半端のようだ。
すでに知識が全て入ってて勉強する必要のない子供より、勉強する子供にしたかったのであろうか。
「気体人間」では、けんちゃんがアトムが人間の倍も三倍も勉強してると言うし、「すりかえ頭脳」ではその通りである。
(でもアトムにはコンピュータ並みの記憶力と計算力と、分析力まであるから大した苦にはならないだろうな。)

お茶の水小学校
「アトムや、お前の人格プログラムには子供のいない父親を慰めるプログラムしかなされておらん。
全ての人を慰めるために、学校へ行ってくれんか?
そして、そこで子供社会の良好な友人関係の建設、維持、さらに大人社会への展開についてシュミレートして欲しいんじゃ。」(レイスの落書きより/01.9.29)
教科書の知識だけでなく、生活の仕方や遊びのやり方を知ったアトムは、今度は大勢の人とのコミュニケーションを学ぶ必要があるのです。
仲良くするにはどうすればいいのか。
それはアトムと人間が友達になるためではなく、人間同士が不和を起こした時にその仲介に入るために。
アトム大使のように…。
(ちなみにアトム大使として活躍したのは学校へ行く前でしたが…)
人々が仲良くするにはどうすればいいのか。
これは有史以来、いまだに明らかにならず、捜し求めている答えなのです。
学校、それは人間にとってもアトムにとっても大切な学び舎なのです。




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