けんいち



 アトムのクラスの委員長。ただの優等生かと思えば、ところがどっこい只者ではない優等生である。
 小学生のくせに銃は扱うわ、大人(悪役を)を投げ飛ばすという武芸にも秀でた恐るべき優等生である。
 もちろん頭脳も明晰で、大人より的確な判断を下し、どんなピンチにも慌てず対処を見出しみんなを指揮する、文句のつけようのない優等生である。
「アルプスの決闘」では、アトムには人間の心(美しい、恐い)の不要を説いた。
「アトラス」ではアトムを慰めてくれた。
「不思議なボール」では、アトムとの別れ言葉に「今度会うときは青年になってるよ」と将来を楽しみ気に語っている。もっとも、アトムはそれに対して「ぼくはこのままだね」と少々さみしげだ。
「ロボットランド」ではクラス全員を率いて、体を呈してアトムを守ってくれた。
「アトム今昔物語」17章「雪と共に去りぬ」では、児童生徒として扱われるべきか、ロボットとして活動すべきか悩むアトムに、ロボットとしてその力を有意義に使うべき道を指し示してくれた。アトムにとって、ロボットとして何よりの励みであったことだろう。
 アトムにはまるでお兄さんのような友達である。
 原作などを読んで気づいたのだけど、彼は大正時代のようなレトロなヘアスタイルなのではないだろうか。青年になったら、白いスーツに帽子をかぶって登場しそうだ。
 彼の将来は、あまりの優等生ぶりに、東大を卒業して官僚になるんじゃないかと思った。
 最近、官僚の疑惑や汚職が取りざたされて、子供時代の優等生とは裏腹に、ケンイチの将来もそんな大人になるではないかと心配になったものだ。
 もっともその心配はケンイチファンと話して、官僚は官僚でも、警察のトップに立ち、アトムを助けてくれると落ち着いた。
 大人になってもアトムを助けてくれる。本当に頼りになるお兄さんである。
 ちなみに彼の将来については、科学者であったり、探偵であったり、諸説さまざまである。
よし、僕が教えてやる 君は事件が起きたら 断然働かなくっちゃ



女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理