ノース２号！

シンプルなデザインで、早々とやられてしまったが、スコットランドが誇るすばらしきロボットなのである！

まず、そのシンプルさだ。アールデコのような無虚飾性がデジタル的というか、ロボロボしくかっこいい。

人間らしさや、自然の生々しさからかけ離れた無機性が、よりロボットとしても合理的、機能的なようなデザインに見える。

無表情で無機的なロボット・・・、これが人間に最適なロボット（＝物）と思える。

その人格も口調も、いかにも忠実な執事のようで理想的なロボットである！

「ご主人様」一度でいいから、ロボットにそんな風に言われてみたい・・・。

ノース２号

では

戦っても

よろしいですか？

ノース２号のすばらしき点は、体に収納できる六本腕で、さらに予備もあり、オプションで万能ナイフのような様々な機能がついていることだ。

腕が何本もあるなんて夢のようではないですか！私もよく、腕がもう一つあればと思ったものです。

しかも、不必要な時は腕を体にしまっておくなんて、なんて機能的なんでしょう。

五本指の手だけではなく、工作用の様々な腕もあり、まるで歩く工具のようで、科学者にはいつでも使えるので垂涎の的でしょう。

原作には、ペンチ、ドリル、とんかち、のこぎりがついてました。

ノース２号は、ある意味アトムより機能的な、すばらしきロボットなのです！！

それをあんな７ページで終わってしまうなんて実に惜しいロボットだなあ、と思う。

※このデザインは無機性を誇張するために、肩を尖らした。目も、原作はちゃんと黒目がある。

上のカットはヘッポコでとても申し訳ない。

ノース２号は３Ｄで描かれたものがかっこいいと思う。

ノース２号は工作型

プルートゥに腕を６本もぎ取られ、プルートゥの角の電磁波の攻撃にバラバラにされましたが、彼は戦闘タイプではないと思う。

彼は工作タイプだ。あの六本の腕を駆使して、何でも作る。物を作ることにかけては、プルートゥどころかアトムも及ばない７人中一番の性能ではないでしょうか。

手塚先生は、虫をモチーフにしたものがいくつもあるが、ノース２号も、頭の触覚といい、六本腕といい、虫をモチーフにしたものなのだろう。かっこいい！