天使じゃない アトム
「青騎士」「アトム復活」「メラニン一族」とアトムが人間に反抗しますよね。
 その変化は、当時、権力に逆らう一匹狼が流行ったそうで、編集部からアトムにもその傾向を取り入れるよう手塚先生に要請があったそうです。
 その結果は、アトムの人気は下がったそうです。
 やっぱりアトムは天使でなくっちゃね。
 
 青騎士が破壊され、御茶ノ水博士が25回も修復に失敗しますが、天馬博士が親権と引き換えにアトムを復活させます。
 しかし!天馬博士はアトムを王にしたロボット王国を夢見て、アトムの人格設定を歪めてしまったのです。
 今までのアトムは人間の幸福が行動の基準でしたが、その項目を削除したアトムとなりました。法律だけでなく、人間の命令に従う理由がなくなったのです。つまり、アトムは人間をおろそかにする悪役となってしまったのです!
 いっそのこと、このアトムが電子頭脳を入れ替えた別人のアトムであればいいのですが、アトムであることには変わりはありません。とはいえ、キー操作で別人になってしまうのは、機械として当然ですが、アトムとしては興ざめです。アトムはそんなに単純なロボットとは思えません。
そこで、この天使とは程遠いアトムは、すねていたのではないかという見方をして見ましょう。


「ぼくは、そんなにいい子じゃないや」

 差別と迫害と忍耐を重ねてきたアトムですもの、クーデターに参加する反抗まで見せたアトムですもの、そんな変化があって当然といえるのかもしれません。
 しかし、それは人間であればの話。ロボットでそんな態度を見せるというのは論外ですが、天馬博士はそんなふうに、人間を見限る操作を施したのかもしれません。もっとも、天馬博士自身を見限ってしまうのは誤算でしょうが。
 ところが!アトム自身を作った天馬博士のそんなプログラムを破って、元に戻ってしまうほどアトムはすごいロボットでした。
天馬博士:「わしにはどうにも分からん…。なぜアトムの心がああ急に変わってしまったんだろう」
 それは天馬博士にも分からない構造となるまで、アトムの電子頭脳(心)は複雑化したようです。
 すごいですね。それは自分で、感情システムのバージョンアップを新たに作っているようなものです。
 システム上の変化は分かりませんが、アトムの心の変化は分かります。
 ブルボのお母さんを助けて、気が付いた(思い出した?)のです。ロボットにとって(人間にとっても)喜びは、他人に与えてこそ、最上の喜びを自分にもたらすと…。
 ところで、ロボットがロボット王国を作って何をもたらすのでしょうか。ロボットは欲がないので、すぐに完成するでしょう。しかし、その国には何の目的もありません。ただ仕事を効率良くこなすだけの国です。不完全な人間を補佐してこそ、ロボットとしての価値が見出せると思います。

とまあ、天使アトムファンのつじつま合わせでした。



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