人格プログラミング比較考

〜そのロボット人格はどんな風にプログラミングされ、どんな風に成長するのか〜
アトム
まず、ロボット三原則は入力されている。
それだけでなく、アトムには父を喜ばせるようプログラムされている。しかし、天馬博士の期待に応えることができず放逐され、アトムにとって主人(父)は人類全体に及んだ。
だがロボット三原則の前に、アトムには人間を幸せにするという天使の原則がある。これは時には一番目、二番目の原則を破ることもある。(しかし、今のところ殺人まで到っていない)はて、何が人間の幸せなのだろうか?
その定義は定かではないが、アトムが生まれてン十年、その経験によって蓄積されたものは大きいだろうと思う。
そして、ロボットとしての立場も忘れず、人間の主導権を握らないという原則もある。
(人間の危険の際にはその原則は破られる)
これがアトムの人格プログラム。ロボット五原則と思われる。
アトムにも悲しみ怒りといった感情があるがそのためにこれらの原則が曲げられることはない。しかも、原則を曲げないというのはプログラムではなく、アトムの意志なのだ。(こ、これは!?)
これはやっぱり、アトムは天使としか言いようがない。
アトムの人格プログラムは天使に成長しまたよ。天馬博士。
天使型
アトムのようなロボットを天使型と言おう。
エプシロンもこの型の電子頭脳だと思われる。
ウランにはロボット三原則さえ入力されているのか疑問だ。
幼児の遊びたい欲求の固まりで、成長したら優先順位が入れ替わるのか、それともいつまでもこのままであるのか、お茶の水博士はなぜこんな危険なロボットを作ったのか理解に苦しむ。
モラルを学ぶという機能はあるようだが、あまり言うことを聞かないという幼児の面も備えており従順ではない!
彼女がアトムのような天使になるのは期待できるのでしょうか。

やんちゃ型
ウランのような善悪の判断が乏しいロボットをこう呼ぼう。
電光もこの型。
オメガ因子を搭載した原作版アトラス。
このオメガ因子は悪い心で、ロボット三原則も始めは作用してたようだけど、優先順位は取って代わり、製作者ラム博士の命令も無視するようになった。
もし、彼が壊れなければ、ただひたすら悪いことを行うために作動することになったのだろうか。
80年アニメ版アトラス。
彼のオメガ因子は悪い心に限定されない、人間に近い心のようだ。彼はロボットリビアンに恋し、苦悩する。
また、主人がいないロボットとしてエゴイストになる。
自分を大きく見せるために、大人のボディーにし、
自分を偉人に見せるために、空中に浮かぶ城を作る。
自己顕示欲、十万単位であること間違いなしである。
こうして優越感に浸ると他人を見下し、支配欲などが芽生えたりするわけだが、オメガ因子が人間の心に近いものだとすると、たとえ世界征服をしたとしても満たされることはないのである。
結局は、リビアンのように自分を認めてくれる存在が欲しいのである。
まあ、人間と同じですな。いますよ、こういうタイプ
これで初めの主人が善良な人であれば、彼は善良な心を持つロボットとなったであろうか。
平成アニメ版のアトラス
彼はオメガ因子はなくとも、故人徳川大地の
憎しみの記憶を受け継いでおり、その最優先コマンドは父の没落!
ロボット三原則なんてありません。自由といえば自由だけど、これを人間の心というのだろうか。言うかもしれない。議論の余地あり!
プルートゥ
彼はロボット三原則に近いものはプログラムされているらしいが、命令は主人のものしかきかない。戦闘用なので、主人の命令によっては一番目の原則も降格したとしても、おかしくはない。
戦いに勝つことが最優先原則なのだ。(戦わず壊れたアトムを戦わせるためなのか、助けたりしている。)
戦いのために作られたロボットであるが、その電子頭脳もバカではなく、ラストに人命救助に働くことを優先させる、優れたものである。

戦闘型
ヘラクレス、白騎士、その他いろいろ
青騎士。ここではブルーボンについて

彼も始めは普通のロボットであったが、優れ過ぎた電子頭脳なのか、差別迫害を受け、怒りから憎しみの感情モードが起動、人間のために尽くすというプログラムは降格した。
新たに優先されたのは、ロボットの独立であった。
感情がロボット五原則を損なうとは恐ろしく優れた電子頭脳と言えるであろう。
それだけでなく、憎しみからは復讐にシフトするのが人間の性であるが、彼は人間を支配しようとか人間を滅ぼそうという欲望を持たず、ただロボット国の独立を夢見た。手段を問わずだったけど。何か、物悲しいロボットである。

青騎士型
主人を見放す高度な電子頭脳を持つロボット。
ラグ大統領もこの型。




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