十万馬力の具体性について
馬力とは仕事率のこと。
仕事率(W)は1秒間に出すエネルギー(J)のこと。1馬力とは、735Jのエネルギーを出すことである。
なんだかちっとも分からないですね。
具体的に言うと、20キロのバーベルを一秒で2mの高さに持ち上げて390J、0.53馬力。
アトムが十万馬力で、腕を上げた高さが150センチと見ると、
約5031446キロ、
約5000tの物を持ち上げることができるわけである。
「地上最大のロボット」でアトムはタンカーを持ち上げました。
そのタンカーの重さがおよそ5000t。
手塚先生がそこまで意識してたかはともかく、「鉄腕アトム」は子供向けと侮れないSF作品なのであります。
参考文献:空想科学読本2
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〔課題〕ジェットについて
アトムはちゃんと、空中ではジェット方式、宇宙ではロケット方式と使い分けている。
ただ、ロケット方式だと大量の燃料と酸素を必要とするので、アトムの体の大きさを考えると難しい。
また、ジェット飛行時の吸気口はやはり口であろうか。
また、アトムは十万馬力ではあるが、ジェットの推進力はどのくらいであるのだろう。
デカブツビルの上部数階分を持ち上げ、マッハ10ほども出す力があるようだけど。(衝撃波先端角は無視しましょう)
今後の調査報告を待つことにしましょう。
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